間取りが確定し、窓位置も決まりました。
外観の立面図を修正したのが以下のようになります。
基本的に、お風呂・洗面・洗濯室をブロック積みモルタル造りから木造に建て直す以外は骨格・構造はそのままです。
ただし、屋根は今の瓦葺き全てを軽量金属屋根に葺き替え、その上南面に3.6kWの太陽光発電を乗せ、5.6kWの蓄電池を設置します。
売電と言うより最初から自家消費型創エネシステムを立ち上げて少しでもエネルギー高コスト化へ今から手を打っておきたいと思っています。
また、家裏(北東面)の一階屋根を伸ばして中央にエコキュートやエアコン等の室外機を軒下に集約するようにしました。
外壁は金属サイディングとしますが、これから仕様を相談して決めていきます。
さて、ぱっと見で気づくところは・・・窓でしょうか・・・
今回、特に生活のメインである1Fの窓を意識的に考えました。
大開口の掃き出し窓を採用していません。
一般的な住宅での熱の出入りは窓から50〓70%強にもなると言われています。
“夏涼しくて冬暖かい家”を実現するためには、壁、床、天井の気密・断熱化も必須ですが、窓面積の縮小化、断熱化が一番高効果的であると言われています。
今回、1Fの窓は全てLow-eトリプルガラス樹脂サッシを、2Fには基本Low-eペアガラス樹脂サッシを採用し、ガラス間はアルゴンガス封入タイプです。
より断熱性能の高いクリプトンガス封入タイプもあるのですが、高価なのでそこまで必要は無いだろうとの判断です。
窓枠はコスト面からアルミ・樹脂複合サッシも考えたのですが、断熱性能や結露対策も踏まえて全て樹脂サッシとしました。
ただ、大開口の窓が無いと言うことで、1FLDKへの採光が少ない対策として一部を吹抜として2階部分の窓から採光を増やす工夫をしました。
ちょうど2Fは廊下(以前のファミリールーム)なので床の一部を採光床にしようかと思いましたが、やめて吹抜を採用しました。
が、よく聞く「吹抜は冬寒い!」という対策として、吹抜の上部には1F空間と区切れような収納式間仕切りを設け、階段ドアとともに1Fと2Fとの空間を仕切れる構造としました。
新築とは違い、高気密化・高断熱化は少々緩いと思うので可能な限り考慮しましたが、ドイツ生活では築100年越えでも素晴らしい住環境を経験したのが大変参考になりました。
あっ、そうそう、玄関ですが、屋根下にポーチを設けて玄関戸を奥に引き込み、戸は開口部が大きく取れる三連引き戸としました。
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